皆さん、おはようございます。
先週金曜日、お台場で開催された「医療と介護のメッセ」
これまでコンピューター、携帯電話、
これからはAIを単なる道具ではなく、
私たちもAIを正しく学び、それぞれの業務に活用しながら、
今週もよろしくお願いいたします。


今年も厳しい暑さが続き、すでに「酷暑日」と呼ばれるような日も続いております。皆様におかれましては、こまめな水分・塩分補給を心がけ、熱中症や脱水症には十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。
さて、サッカーワールドカップの熱戦が終わり、今は高校野球・甲子園の真っ只中です。ワールドカップでは、スペインの優勝という結果に大きな盛り上がりを見せました。選手一人ひとりの卓越した能力に加え、それぞれが自らの役割を果たし、同じ目標に向かって力を合わせる、統率の取れた組織力が優勝につながったものと思います。
この姿は、病院運営にも通じるものがあると感じています。
当院が大切にしている理念の一つに「承前啓後」があります。これは、先人が築いてきた歴史や伝統を受け継ぎながら、新しい時代にふさわしい医療へと発展させていくという精神です。
病院においても、これまで先輩方が築き上げてきた信頼と実績を大切にしながら、多職種がそれぞれの専門性を発揮し、互いに連携することが重要です。そして、新しい知識や技術を積極的に取り入れ、時代の変化に柔軟に対応しながら、より質の高い医療を提供していかなければならないと考えております。
甲子園で躍動する球児たちのように、一人ひとりが自らの役割を果たし、互いに支え合いながら、一つの目標に向かって進んでいくことが、これからの病院づくりにも大切なのではないでしょうか。
職員一同、「承前啓後」の精神のもと、これまでの歩みを大切にしながら、地域の皆様から信頼され、選ばれる医療機関であり続けられるよう、一丸となって努めてまいります。
まだまだ暑さの厳しい日が続きます。
皆様におかれましては、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
皆様のますますのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
8月1日 屋形船より
宮本 隆司 (みやもと たかし)
大分医科大学卒業 / 医学博士
職 歴 ;
大分医科大学医学部 第2外科
佐伯西田病院 外科
竹田医師会病院 外科
厚生連鶴見病院 外科
新別府病院 心臓血管外科
福岡市立こども病院 心臓血管外科
国立小児病院 心臓血管外科
東京大学医学部 胸部外科 助手
神奈川県立こども医療センター 心臓血管外科 医長
ドイツ小児心臓センター 心臓血管外科 アシスタントドクター(海外留学)
北里大学医学部 胸部外科 講師
群馬県立小児医療センター 心臓血管外科 部長
北里大学医学部 心臓血管外科 准教授
北里大学医学部 心臓血管外科 教授
現職歴 ;
麻布大学 客員教授
田原・アショフの会 会長
大分大学医学部 非常勤講師
北里大学医学部 心臓血管外科 元教授
中国医学科学院/ 北京協和泰達医科大学/ 泰達国際心血管病医院 客員教授
日本循環器学会 専門医
日本胸部外科学会 指導医
日本外科学会 専門医・指導医
日本成人先天性心疾患学会 専門医
日本心臓血管外科学会 専門医・修練指導者
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難病指定医
麻酔科標榜医
認知症サポート医
臨床研修医指導医
日本医師会認定産業医
日本体育協会公認スポーツドクター
Ärztlichen Berufserlaubnis (ドイツ医師労働許可証) 取得
愛玩動物飼養管理士
日本小児禁煙研究会 理事 第13回学術集会会長 (2024年9月22日(日)開催)
日本小児循環器学会 評議員
日本心臓血管外科学会 評議員
日本成人先天性心疾患学会 評議員
日本ペースメーカー友の会 相談役
ペットセラピー(🦮と🐈)
スポーツ実践(🏌️と🏇)と観戦(⚽️と⚾️)
ミヤシュラン探訪...


療養型病院長として2026年6月の診療報酬改定に思うこと
今回の診療報酬改定は、地域包括ケアや在宅医療の推進、医療DXへの対応など、今後の医療提供体制の方向性を示した点では一定の評価ができます。しかし、療養型病院の立場から見ると、いくつかの重要な課題が十分に反映されていないと感じています。
まず、深刻な問題は諸物価高騰への対応です。電気代、ガス代、給食材料費、医薬品や医療材料費など、病院運営に必要なコストはこの数年で大幅に上昇しました。一方で、療養病床の収益構造は診療報酬に大きく依存しており、価格転嫁は不可能です。特に療養型病院は24時間365日患者を支える社会インフラでありながら、物価上昇への支援は十分とは言えません。医療従事者の処遇改善も求められる中、経営努力だけで吸収できる範囲を超えつつあります。
次に、今後急増が予想される「心不全パンデミック」への対応です。高齢化に伴い慢性心不全患者は急速に増加しており、急性期病院だけで完結できる時代ではありません。再入院予防、薬物調整、栄養管理、リハビリテーション、ACP支援など、療養型病院が果たす役割は極めて大きくなっています。しかし今回の改定では、心不全診療における療養型病院の位置づけや評価が十分に示されていません。
療養型病院は単なる「受け皿」ではなく、慢性心不全患者の病状安定化や再発予防を担う重要な医療機関です。今後は急性期・回復期・在宅をつなぐ中間的な機能として、療養型病院の役割を制度上明確に位置付ける必要があります。
さらに、地域包括ケアシステムの中で療養型病院は、医療依存度の高い高齢者の生活を支える最後の砦でもあります。誤嚥性肺炎、心不全、認知症、フレイル、多疾患併存など、複雑な病態を抱える患者が増加する中で、療養型病院への期待はむしろ高まっています。
超高齢社会を迎えた日本においては、急性期医療だけでなく、慢性期医療をどのように維持・発展させるかが医療政策の重要な課題です。今後の制度設計においては、物価高騰への継続的支援とともに、心不全をはじめとする高齢者慢性疾患に対する療養型病院の役割を明確に評価する仕組みが求められると考えます。
療養型病院は「治す医療」だけでなく、「支える医療」を担っています。その価値が診療報酬制度の中でより適切に評価されることを期待しています。